データベース検索技術者(サーチャー)とは?
データベース検索技術者(サーチャー)とは、特定の情報要求に対して、その要求に適合した満足な情報の所在を確かめ、通信回線を使ってオンラインでコンピュータに蓄積されている情報(データーベース)から必要な情報を取り出す(入手する)とともに、要求に沿う形で適切な処理・加工を行なうことが出来る専門職者のことです。
このような検索技術者の技能と資質を認定するため、(社)情報科学技術協会では、“検索技術者検定(旧:情報検索能力試験)”(いわゆる“サーチャー試験”)を、当初「データベース検索技術者認定試験(1級・2級)」という名称で、1980年代後半から始めました。
情報化社会といわれる今日、情報検索の基磋的知識に裏付けられた能力を持つことが、専門職者であるサーチャーにとってばかりではなく、情報を資源とするあらゆる分野において求められています。
そこで、(社)情報科学技術協会では、1993年度より「データベース検索技術者認定試験(1級・2級)」とは別に、一般社会人と学生に対して情報検索についての基礎的知識を認定し、その能力に対する社会的認識を高めることを目的として、「情報検索基礎能力試験」を後に「検索技術者検定」を行っています。
そして、2003年度からは、「データベース検索技術者認定試験」の名称を、「情報検索応用能力試験」と改め、専門特化が進む情報検索技術者に対し、コンサルタントあるいはコーディネータとして、「多岐の分野のユーザから依頼された情報を検索し、検索結果を評価、加工することに加えて、ユーザの最終目的を理解し、その目的に到達するための協力者として仕事をすること」が、これからの情報専門家にとって重要である、との観点から、より時流に適合した試験内容に更新されています。
IS-Forumは、上記試験に合格した方々の情報交換を主な目的として、活動を続けています。